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2013/10/24

資本主義に向かわない街(?)シドニー

ハワイから目指す次の都市はシドニー。
こちらもハワイと同様に主な目的は大学時代のサークル同期のYuuくんに会うこと。

サークル同期のYuuくん、Keep on B-boying !
(彼の誕生日にあげたTシャツと共に)
どうでもいい話なんだけど、当初旅の計画をたてる際に、最初は溜まっていたマイルを使って航空券を取ろうと思いたち、日本からアメリカ行って、いくつか経由して日本に一旦帰国してそれから西回りで回ろうと思っていたわけです。

なので、アメリカの後ハワイ行ったら、日本帰る前にオーストラリアに寄り道出来そうだなーくらいに考えてたんですが、ハワイからだと日本に帰るよりオーストラリアに行く方が飛行時間長いんですね。(あとで地図を見て納得したw)
僕はスターアライアンスのマイルを使っていたんだけど、ハワイ→オーストラリアは対応していないらしいので、この区間だけはオープンジョーにして、Jetstarの航空券を買いました。
(結果的にオーストラリアから日本への直行便も無かったので、シンガポールを経由させていたおかげで、後日今年いっぱいかけてアジアも回ることにしたので良かったんですが。)




まぁそんなことは置いておいて、シドニーへの旅はしょっぱなから大きなミスから始まったのです。
シドニーについてからの待ち合わせを事前に連絡しあってたんだけど、完全に僕のミスで待ち合わせの日にちを1日間違ってしまって、Yuuくんを1時間弱も駅で待ちぼうけさせてしまうという大失態。
ハワイからオーストラリアに移動するのは日付変更線を超えるということを完全に失念していて、一日早く迎えに来てもらったという初歩的なミスを犯しました。
(Yuuくんは笑って許してくれましたが、本当にごめんなさい。)

着いて早々に、荷物をYuuくんの家に置かせてもらってシドニー市内を案内してもらった。シドニーといえばオペラハウスでしょということでサーキュラー・キーにGo。
久しぶりの再開を祝して、オペラハウスを見ながらビールで乾杯しました。

シドニーの名所オペラハウス
オペラハウスの対岸にかかるハーバーブリッジもまた美しい
市内方面も綺麗な夜景です
シドニーはそんなに観光スポットがないので、基本的に街の雰囲気を楽しもうということで、街をブラブラしてみたり、紹介していただいた方に会ってご飯食べたりという生活をしていたんだけど、色んな人から話を聞いてるとシドニーの状況は結構興味深い。

まず1つ目は、オーストラリアドルは通貨が強いということ。
自販機で売ってる500mlのコカコーラが4AUD(約360円)もするのでビックリしたんだけど、カフェのコーヒーなんかは400円〜600円程度で、アジア系の安い食堂で食事すると700円位、そこそこのレストランでビールとかワインを1杯と食事をすると、2,000円〜3,000円という感じ。
シドニーでの平均年収が日本円換算で800万円弱という感じなので、シドニーで職を持っている人からすると日本と同じような感覚かな。

オーストラリアは移民国家なので、シドニーの街もチャイナタウン・コリアタウンはもちろんのこと、イタリア系の人が多いエリアやスペイン系の人が多いエリア等もあり、街を歩いていても結構多様な人種の人達に出会うんだけど、一方で、近年は移民にビザを与え過ぎた反動か、外国人が就労ビザを取得するのはかなり難しいらしく、こちらで職を得るにはそれなりの確立したスキル等がないと辛いらしい。
比較的取得しやすい学生ビザをとっても学費はオーストラリア人と比較すると数倍するし、公共のバスや鉄道料金についてもオーストラリア人は学割が効くのに対して外国人学生は学割が効かなかったりと、外国人にとってはかなりお金のかかる街になっているようです。

そして2つ目は、オーストラリアというかシドニーの人は地産地消志向が強いようで、あまり大きなチェーン店が見当たらず、価格が安いお店というよりも、多少値段が高くてもローカルなお店を好んで利用するし、オーストラリア産の食材なんかを好んで購入するみたい。
スーパーなんかもWoolworths(ウールワース)とColes(コールズ)という2大スーパーがあって、それ以外も小さいスーパーは少しだけあるんだけど資本関係はほぼその2大スーパー傘下ということらしく、売ってるものはオーストラリア産のものが多い。(アジア食材なんかももちろんあるけどそんなに多くない)
2週間程度の短期の滞在なのではっきりと言い切ることは出来ないんだけど、なんというかあまり資本主義に基づく経済原理が働いて無くて、地元のモノに愛着/誇りを持って、多少高くても良い物を応援しようよという感覚があるように思う。

あと最後に意外だったのは、オーストラリアといえばオージーイングリッシュ!というイメージがあったんだけど、シドニーに関して言えばみんな綺麗なクイーンズイングリッシュを話してて、むしろアメリカンイングリッシュを話していると、訂正されたりするらしい。
(昔仕事であったオーストラリア人の方は「A」の発音を全て「ai(アイ)」と発音していて困惑したんだけど、あの人はどこの地域出身だったんだろうか。)

シドニーもサンフランシスコやバンクーバーのような港街で、お金は掛かるものの、街並は綺麗だし、ごはんも美味しいので、観光する場所はあまりないけど、住むにはとっても良い街だと思う。

昼のオペラハウスも違った良さがありますね
サーキュラーキーを散歩するとこんな感じ
屋外Weddingしているカップルも
少し歩くとマーケットがあってみんな楽しそう
なんとこれハンドメイドのチョコレートです
苺も盛り付けがかわいいよね
QVB(Queen Victoria Building)も圧巻でした
Yuuくんちの最寄り駅のCentral Stationもカッコイイ
(ちょっと上野駅の雰囲気と似てるかな?)
お洒落なShopが立ち並ぶOxford St沿いでもマーケットが 
ミニ盆栽が売ってたり
飛び出るメッセージカードが売ってたり


既に話をしたように、シドニーでは色々人と会ってみた。
冒頭に紹介したYuuくんはもちろんのこと、サークルの後輩のカオルもシドニー駐在ということで一度3人で和風焼肉を食べに行ったり。

サークル仲間で記念撮影
(もはや日本の焼肉屋にしか見えないね)
中高の同級生でスタートアップで頑張っている友人からは、「シドニーにうちの株主のMarikoさんって人いるから紹介するよ!」という今まで体験したこと無い繋がりの紹介をしてもらって、連絡を取って本場のEggs'n Thingsで朝食を食べにいって話が盛り上がり、結局もう一度鉄板焼きを食べに行ったりまでして、おすすめのシドニー観光情報まで貰っちゃって本当にお世話になりました。(残念ながら写真撮り忘れた。。。)

そして、既にBlogに投稿したように、大先輩からUTS(シドニー工科大学)のJoanneやVidaを紹介してもらって、インタビューさせてもらったり、授業を聴講させてもらったり、最終的には後日インドネシアで開催されたWorkshopにまで呼んでもらっちゃいました。
u.labの授業風景
(ここで前日にムチャぶりされた人生初の英語プレゼンも経験しました)
建築学部の授業を聴講させてもらったり
u.labの本も3冊も頂いちゃいました
後はYuuくんのローカル友達のお家のBBQパーティーに呼んでもらったり。Yuuくんが学校やバイトで忙しい間にはその友達と3人で街を散策したり。
部屋のテラスで焚き火(?)をするという豪快なBBQパーティー
こうやって、こちらに住んでいる人達と交流できると、住んでいる人ならではの感覚も教えてもらえるし、ガイドブックには載っていない良い所にも連れて行ってもらえるし、普通に超短期滞在で観光だけして過ごすより濃密な時間が過ごせてとても良いと思う。
正直、一人旅で観光名所を巡っていても所詮深いことは感じられないなと思うようになってきたので、今後の旅も大自然の絶景とか宗教的な所縁があるような所だけに絞っていこうかと考えている。

こういうことを書いてると、殆ど観光しなかったのかようにも見えるけど、一応抑えるべきところは行ってみた。

Yuuくんがお休みの日に、2人でWatson's Bayにフェリーで行って、バスに乗ってBondi Beachに行ってみたり。(まだ寒いのにBondi Beachでは普通に水着だけで泳いでるオージーがいてやっぱりこの人達とは何かが違うんだなと実感したw)

Watson's Bayにて
Doylesが閉まってたので隣のカフェで昼ビール
久しぶりの昼ビールの幸せを噛みしめるYuuくん
夕暮れ時のBondi Beach
Beachでは何のトレーニングか子供たちが走り回っていた
夕暮れのBeachに佇むYuuくん
そしてMarikoさんにもYuuくんにもおすすめされたIECというツアー会社を使ってのブルーマウンテン・ジェノランケーブのツアーに参加してみたり。これがまた凄くて、日本語なので若干高いんだけど、朝一からバス移動の道中ずっと運転手兼ガイドさんがそれぞれにまつわる話をしてくれて普通に見る数倍は楽しめた。

ブルーマウンテンの世界一急勾配のトロッコ
写真だとこの急勾配は伝わらないね。。。
特に印象に残らない名所Three Sisters(笑)
ジェノランケーブは通常、現地ガイドしかツアー出来ないんだけど
あまりのクオリティに例外的に単独ツアーを認めてもらっているらしい
(お世話になったガイドさん)
一番大きな鍾乳石
鍾乳石は光を通すらしい
石灰石が流れ出る近くの湖はエメラルドグリーン
帰り道にカンガルーウォッチ
写真では色味が上手く伝わらないけど、
ユーカリが生い茂るブルーマウンテンは青い
そして、シドニーで誕生日を翌日に控えた僕にYuuくんからプレゼントも貰って、2人でClubをハシゴして、最後の最後にいった家のちかくの小さなClubで好みのDJ Playに巡り合って、踊り狂って汗だくになって31歳の誕生日を迎えましたw
思い出に残る誕生日だな。

いい音かけてたDJ陣。フロアも大盛り上がりでした
(名前聞いとけばよかった)
貧乏旅行をしてるのであまり外食は出来なかったのでシドニーの美味しいレストランは十分に堪能出来なかったのは残念だったけど、Yuuくんも節約生活を送っているということで、滞在中は料理が得意なYuuくんにサラダ・パスタ・オムライス・ハンバーグと多岐にわたる美味しいご飯を振る舞ってもらって充実した食生活は送れました。
(Yuuくんがいない時は近くのフォー屋さんで激安フォーを毎日食べてたらYuuくんに笑われたけど。)

予算的に余裕を持って来れば、またちょっと違った楽しみ方が出来てシドニーの見え方が変わるかもなと思うので、次回はお世話になった方々にごちそうできるようになって来たいし、一度は住んでみたいなと思えた素敵な街でした。
(しかし2週間も過ごした街を1つの記事にすると多少無理があるね。。。)

旅の最後にYuuくんとCentral Stationにて

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