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2013/07/28

グランドサークル旅行(ブライスキャニオン編)

グランドサークル旅行2日目は買い出しをしてから更に旅の中でも最も長いラスベガスからブライスキャニオンまでの4時間以上の道のりをドライブしなければいけない。

寄り道無しでも250マイル(約400キロ)以上。
ざっくり東京から琵琶湖位までの距離


2日目は朝8時過ぎに起きて友人夫妻がレンタカーを借りる手続きをして戻ってきてくれるとの事だったので一人ゆっくり準備をして、帰ってきた友人夫妻と荷物を車に運び込もうとしたのだが、外に出た瞬間またもやサウナ状態。。。これは辛い。。。

そして駐車場に行ってみると待っていたのはグレーのフォルクスワーゲン。最初はシボレーのもっと巨大な車だったらしいのだけど、交渉して運転しやすくて燃費の良いこちらに変更してもらったとのこと。


7日間お世話になる車
では早速行ってみましょうということで買い出しに。

今回の旅では出来る限り自炊で食費を抑え、かつヘルシーで美味しい食事をしていこうということで、まずはアジア食材の売っているマーケットへ向かう。ラスベガスは中心地から少し離れたところに小さなチャイナ(アジアン?)タウンがあって、そこに99 Ranch Marketという小さなスーパーマーケットがあったので、そこで白米や即席麺(中華三昧)やカップ麺、そして醤油やめんつゆ等の調味料とお皿等の使い捨て食器類を購入。

そして、ちょっと早めの昼ごはんも食べておこうということで、近くにあった雲南料理のお店まで移動する。この移動は車で2-3分のところだったため、この旅で運転手を交代で担う僕が練習のために運転した。(日本で国際運転免許証とっておいてよかった。)
人生で初めての左ハンドル車、右側通行ということで、直ぐに色々間違える。
お決まりのように指示器を出そうとしてワイパーを動かしてしまうということはしょうがないとしても、レーンはさすがに間違わないだろうと思ったものの、大きな駐車場に入ってから気を抜いてると直ぐに左側を走ってしまう。これは慣れないと危ない。

無事にお店につき、水煮魚や鶏肉と野菜の炒めものをオーダー。(雲南料理食べてないね。。。汗)これがまたとっても美味しくて大満足。

そして残る買い出しのために少し郊外にあるTargetというスーパーマーケットを目指してまた僕が運転する。最初は少し戸惑うもようやく運転にも慣れてきた。Targetでは鍋や炊飯器と大量のミネラルウォーターを購入し、帰ろうとした所でクーラーボックスと氷も買おうということになり追加で買ったんだけどこれが大正解。モーテルなどによっては冷蔵庫がついていないところも会ったし、強烈な陽射しの中を観光して車に戻ってきた時に冷たい水が飲めるのとお湯になっているものを飲むのではやはり精神的にも肉体的にも違うのでこれはオススメです。

この時点で昼過ぎになってしまっていて予定よりも少し時間が遅れている。
いざブライスキャニオン目指そうということで、ハイウェイに突入。ブライスキャニオンまではRoute 15をひたすら直進するんだけど、直ぐに道以外何も無くなり、見えるのは荒れた土地だけになる。そしてあまりにも暑いためか、もしくは長距離を移動する車が多いためか、そこら中にバーストしたタイヤが転がっていてちょっと不安になる。。。


道路の先は地平線
横を向いても荒れた土地が見えるばかり
 この直線上の道をただひたすら運転するのみ。ドライバーにとっては眠気を誘う道でとっても辛い。(この旅の中でも最もつまらない時間だった)
運転を交代しながらなんとかCedar Cityという街まで辿り着いて少し休憩。この辺りまでくると街といっても本当にいくつかの食事ができるところとホテルが集積しているだけで、旅人のための宿場町に休憩のために立ち寄っているという感覚が一番近い。

もうこれ以上ハイウェイ運転するのも疲れたので、ちょっと遠回りになるかもしれないけどRoute 15から離れてRoute 14→89という経路で行こうということにしたのだけど、これが大正解。ハイウェイのなんの面白みもない運転から、景色が少しずつ変化し、ドライブが気持ち良くなったことでみんなのテンションもちょっと上がる。
針葉樹林が生い茂る道があったと思うと、岩肌を露わにした山々が見えたり、時には動物の群れがいたりして飽きない。

そしてSunsetの時間ギリギリでなんとかブライスキャニオンに到着。急いでSunset Pointに向かう。国立公園に入場する際に窓を開けると、なんだか空気が違う。なんとも言えない甘い木の匂いがするんだけど、この匂いがとっても心地良い。(あとで調べてみたらブライスキャニオンにはPonderosa Pineという松があり、これがバニラのような匂いをさせているとのこと。 )

サンセットポイントに到着すると標高8,000フィートということでかなり涼しい。
そして展望台に到着するとそこには絶景が。
尖頭状の岩が自然の力で形成されてる
見渡す限りこの景色
これまでの運転の疲れを吹き飛ばしてくれる素敵な景色。これまでアメリカではNYとかSFとか大都会の印象が強かったので、見渡す限り建築物が無く、雄大な自然だけが見えるという経験はアメリカという国の懐の深さを初めて感じた瞬間だった。

日没が綺麗に見えそうになかったので、少し公園の奥の方のView Pointまで行ってみようということで、改めて車で向かうも国立公園自体が大きくて車でも次のポイントまで15分〜20分位かかる。移動中に自然のリスや鹿の姿も。
なんか食べてるリス

草を食べる鹿
最終的に到着したView Pointでも綺麗なSunsetは見れずでしたが、こちらも先ほどとは違う感じの景色でとっても心癒されました。
Sunsetで若干色味が変わってる
1日走った車と共にパシャリ
西海岸(アメリカ全体?)はSunsetが20時過ぎと遅いので、日が沈んでしまうとすぐに真っ暗になって時間もいい時間に。ブライスキャニオン国立公園から本日の宿まで移動してチェックインしたらもうみんなクタクタに。。。
それでもお腹は減ってたので、今日は蕎麦にしよう!ということで早速自炊生活を実践。

洗面所のコンセントを使って、簡易電気コンロと鍋でお湯を沸かして、蕎麦を茹でる。
友人が持参してたとろろ昆布なんかも入れながら、三人で仲良く食べて本日は終了。
翌日の朝日を見るために少し早起きすべく23時頃には就寝。

朝は5時位に起床して、車に乗り込み再びブライスキャニオンへ。移動中に既に若干空が白んできてそれもまた素敵な光景だった。
今度はSunrise Pointに車を停めて、朝日を待つ。
Sunrise待ち
太陽が顔を出す前に空が茜色に染まる
Sunrise!!!
この旅の中でも一番綺麗に見れたSunrise。(他の場所では天気も良くなくあまり綺麗に見られず。。。)そして昨日Sunsetが綺麗に映えなかったのが今日は朝日が異例に谷間に映えて岩が赤く染まってとても素敵な景色に。
朝日を受けて荘厳な風景に

友人夫妻と3人でパシャリ
あまりにも綺麗でよい感じだったので、ちょっと計画を変更しようということに。ブライスキャニオンでは先程の写真で見た尖頭状の岩の間を歩いて通り抜ける1時間程度のトレッキングコース(Nabaho Trailだったかな?)がある。朝早いので空気が澄んでて散歩には最高の環境。
トレッキングコースの入り口付近
岩と岩の間に石の橋がかかっている

人が映ると岩の巨大さが伝わるね

こんな道をトレッキング
道中もずっとPonderosa Pineの良い香りがして、上り下りも若干あるんだけど休憩しながら歩くと本当に気持ち良い。やはり上から眺めているだけなのと近くまで行ってみてその大きさを体感するのでは全然印象が変わる。何事も近寄って体感してみないとなぁと思わされた。

1時間程でトレッキングを終えて宿に戻る。宿で朝食を取り、計画変更したので今日行く予定だったアンテロープは明日にするかと諦めかけてたんだけど、よく調べてみたらブライスキャニオンとアンテロープでは時差が1時間ある模様。アンテロープはお昼前後で日光が差し込むタイミングで見るのが最もよいとされているのでそれに間に合うなら今日行こうということで荷物を片付けて10時前にブライスキャニオンの宿を出発する。

アンテロープまで約3時間の道のり。果たして間に合うのか。続きは次回のブログに。


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