アーチズから車で約5時間半かけてグランドキャニオンを目指す。
もはやグランドキャニオンの細かい記憶を忘れてしまってるので、これまでより少し簡単にw
5時間半〜6時間程交代しながら運転した後、Sunsetギリギリのタイミングでグランドキャニオンに到着したのは良いものの、グランドキャニオンに入る直前から雷が鳴り空模様は邪悪な要塞に向かう旅路というのがシックリくる感じ。
薄暗い空に雲がたちこめて雷が鳴ってる |
雲と地平線の間にうっすら見えるのが豪雨でしょうか。。。 |
帰る間際に少し見えた夕日 |
そうこうしてると彩さんの体調が悪化してきて偏頭痛が始まりかなり辛そう。
今日は宿の近くのレストランで食事を取って早く寝ようということに。宿はグランドキャニオン内にあるロッジに予約が取れていたので一路ロッジを目指す。
それにしてもグランドキャニオンは本当に広大。Sunset Viewpointから公園中心部にあるロッジまで移動するだけで車で30分以上かかると言えば伝わるでしょうか。
夜道なので、エルク等の大きな動物に出会わないかドキドキしながら車を走らせ、無事に宿に到着し、早速レストランで食事を取る。
食事後にロッジに荷物を運び込むと、このロッジがまた素敵な造りになっている。空調はついてないんだけど窓から気持ち良い風が入ってきて、少し暑いものの快適に眠れた。
ロッジの部屋番号のプレートもカワイイ |
翌朝はSunriseを見ようということで早起きする。
彩さんの体調も少し戻ったようなので、一路車でSunrise Pointを目指すものの、道が複雑で迷ってしまう。。。なんとかiPhoneで地図を見たりして辿り着くもSunriseの時間ギリギリになってしまった。
この日も少し雲がかかってしまってグランドキャニオンでの綺麗なSunriseは見られず、残念。
地平線に雲がかかってしまい朝日は見れなそう。。。 |
少ししてから雲を超えて太陽が顔を出してくれました。 |
太陽の色が茜色でとっても綺麗でした。 |
カメラ遊びで松の木と太陽をパシャリ |
朝日を受けるグランドキャニオンの岩肌 |
Sunriseや朝食を食べていて気がついたんだけど、グランドキャニオンにはインド系の観光客が他の場所に比べてとっても多い。まぁ日本人なんかのツアー客も多かったので他の国立公園に比べると人気があるというのは理解出来るのだけど、ヒンズー教徒の方々にとっても有名なスポットなんだろうかと考えるが答えは分からず。。。
休憩後にどうするか悩んだ挙句、空からグランドキャニオンを見るというプランにも惹かれたものの、予算上泣く泣く断念し、我々の体力も考え2時間程度で帰ってこれそうなブライト・エンジェル・トレイルのウーアーポイントまでに行くことに。
ブライト・エンジェル・トレイルの入り口。 崖に沿って坂道を下っていく。 |
このトレイルには馬に乗って行くツアーもあって 馬糞がコロコロ転がっている。 (すれ違いざまのナイスショット) |
ウーアーポイントに到着 |
一面に広がる広大な景色 |
ウーアーポイントから写真を撮る高所恐怖症のサダオくん。 |
ところで、これまであまりにも絶景の国立公園を連日見てきたため、グランドキャニオン程度の景色にはもはや感動しなくなってしまっている自分に気づく。美味しいご飯も毎日食べ続ければ当たり前に感じてしまうように、絶景も毎日見てるとまぁこんなもんかと思うようになってしまうんですよね。
もしグランドサークルを旅行するなら、先にグランドキャニオンから入って他の国立公園を回って最終的にラスベガスで遊んで帰るというのがオススメですw
旅も7日目に突入して、連日長距離を運転したり歩きまわったりして疲労も溜まっていたので、この日はのんびりして、この日宿泊する予定のFlagstaffに向かう。
グランドキャニオンからFlagstaffに向かう道中で、とうとうエルクの集団に出会えた。
運転してたら突然道の左側にエルクの集団が10匹程現れたので、急いでUターンして近付くと、オスがメスを車から守りながら道路を渡り、道路の反対側の森の方へ消えていった。エルクの大きさもあるんだろうけど、なんだか神秘的な光景でした。
エルクの集団。オスがこちらを牽制してる?! |
Flagstaffに到着して、今日は外で美味しいご飯を食べようということで、またもやYelpにお世話になりDelhi Palace Cuisine of Indiaというインド料理屋さんに向かう。
ここがまた大当たりで、めちゃくちゃ美味しかった。
Wikipediaによると、Flagstaffは人口構成が白人約78%、アフリカン・アメリカン約2%、ネイティブ・アメリカン約10%でこの3つのセグメントだけで約90%を占める土地で、アジア人に至っては1.25%というところなのですが、我々を除くお店にいるお客さん・店員さんのほぼ全てがインド系の方々というお店。観光客も含まれてるかとは思うものの、インドの方々に人気のあるインド料理屋さんであるということが美味しさの証拠ですね。
翌朝は旅の最終地セドナに向かう。
朝少しゆっくりしすぎたのと、週末の交通渋滞もあり、セドナについて観光できる時間が1時間程度しかなかったので、ビジターセンターのおじさんと相談して街を散策するだけにした。ビジターセンターのおじさんはとっても親切だったのが印象的。「時間があるときにまたセドナに来るんだよ〜」とナイスなコメントを頂きました。セドナに行く際には親身にプランを考えてくれるのでオススメです。
セドナの中心部にあるビジターセンター |
何かのモニュメント |
街中の色使いがとってもカラフル |
セドナにはスピリチャルスポットがあるらしく そういうお土産も売ってました。 |
街中に生えてるサボテンまで紫色でカラフルw |
草間彌生みたいなデザインのパラソル |
時間も限られてたのでアイスクリームを食べて涼んで、街をブラブラしただけであっという間に帰る時間に。
帰り道もセドナ周辺はよいキャンプ場がたくさんあるようで、どこのキャンプ場も駐車場に車を止められない車で溢れかえってました。時間があればこういうところでキャンプしても楽しいだろうなー。
最終的にFlagstaffの空港に到着して、Grand Circle旅行の運転も無事に終了。
Flagstaff空港にて |
これで無事に旅も終わりと思っていたら、空港のTVからサンフランシスコ空港でアシアナ航空の機体が事故を起こしているというニュースが流れる。大丈夫かななんて心配してたら乗り継ぎのフェニックス空港でSFO行きの便は事故の影響で飛ばなくなったと言われる。
ここからが一苦労で、まずはカスタマーカウンターに行ったら、「サンフランシスコにもオークランドにも飛べないから、一番近いところまでとんでそこからバスで3時間くらいかけて帰るしかないわね。」と言われ、それも困るので、とりあえず変更は保留して預けていた荷物をピックアップしに行く。ここで友人夫妻は別の便を予約してるのでそれぞれ分かれる。友人夫妻はなんとかSFOまでの次の便に乗れそうという連絡があるも、僕はまず荷物が出てこない。いろんなカウンターをたらい回しにされて結局1時間程まってようやくBaggage Claimに荷物が出てきたので、それをピックアップして再度カスタマーカウンターに戻る。
LAに最近留学した健司のところに寄ってバスで帰ろうかと考えるも、LA行きの便ももう無いとのこと。万事休すというところで、粘って話をしていたら今日のSFO行きの便のキャンセル待ちで取りあえず並ぶことになり、不安ながらもチェックインしてロビーで待機する。数時間待ちぼうけして、結果的にSFO行きの便に乗れ、なんとか帰宅出来る事に。
疲れきってSFOに到着して友人夫妻に連絡してみたら、先に着いたはずの友人夫妻は車が故障してまだSFO付近で立ち往生しているというおかしな話にw
最終的には僕のほうが早くおうちに帰り、7泊8日のグランドサークルの旅を終えました。
「遠足は家に帰るまでが遠足です」とは小学校の頃からよく言われてることですが、本当に家に帰るまで気は抜けないなと実感した旅でした。
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